株式会社鈴梅の「SDGs」への取り組み ①梅干しの種|美味しい紀州梅干しなら 【みなべ町 株式会社鈴梅】

産業廃棄物を減らしたい‼

製造業を営んでいると必ず出るのが産業廃棄物。
我が社でも原料・漬け込み・梱包…あらゆる過程で毎日たくさんの産業廃棄物が出ます。
産業廃棄物を処理するにも多額の経費がかかるのですが、『ごみ』として処分するのではなく、
『副産物』として再利用出来る方法はないか…。と、日々模索しています。
今回は梅干しの種についての「SDGs」の取り組みのお話しです。

日本一の南高梅の産地!梅干しの種だって大量⁉

株式会社鈴梅では梅干し・梅酒と、梅肉の製造も行っており、梅干しを摺る工程で梅の種が大量に出ます。
捨ててしまうとただのごみ。。。
でも鈴梅では他業者と連携して和歌山県の新たな和牛ブランド”紀州和華牛”(きしゅうわかうし)
の飼料の一部となる為、加工しやすいようにお天気の良い日に梅干しの種干しをします。


紀州和華牛とは…🐂
県内で製造されたみかんジュースや醬油の絞りかす・梅干しの種等の副産物にはタンパク質やビタミン類が豊富に含まれています。これらをもとにした飼料(エコフィード)を食べて育った黒毛和牛のことで、和歌山県の新しいブランド牛です。

和歌山県のブランド牛紀州和華牛について ”紀州和華牛協議会”https://kishu-wakaushi.com/

表裏ひっくり返して数時間後、乾燥できました!
表面の色が全然違います。
干している間に野鳥が飛んできて割れた種の中の「仁(じん)」をつつきにやってきます。
完熟した梅や梅干しにした梅の「仁」は食べても大丈夫です。
筆者の私も子供の頃、梅干しを食べ終わったあとにわざわざペンチでパチン!と種を割って「仁」を食べていました。(笑)

乾燥させた梅干しの種を業者さんが回収してくれ、細かく粉砕されたものが飼料の一部となります。
とっても手間と体力が必要な作業ですが、紀州和華牛の “脂肪の少ない上質な赤身肉” の生産に梅干しの種が一役買っているのです(^O^)/


大切なのは「もったいない!」の気持ち

「SDGs」と聞くと難しく感じますが、普段の生活の中で「コレまだまだ使えるんじゃない?」
と気付いたり、ペットボトルや空き缶を回収ボックスに入れてリサイクル率を上げる。
些細な事だけど個人で出来ることはいろいろあって、みんながもったいない!の気持ちでアクションを起こせたら、
地球環境の変化を食い止めることが出来るのではないでしょうか。

次回は『梅酢』についての「SDGs」への取り組みのお話しをさせていただきます。

☆最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました☆